砺波のファンに感謝 映画「オンダンソンラ」 彩雪さんら撮影裏話語る
砺波市とトルコ・ヤロバ市で撮影された映画「Ondan sonra(オンダンソンラ)」の舞台あいさつが5日、砺波市のイオンシネマとなみで行われた。入善町出身の女優・彩雪(あやせ)さんと、山本大策監督らが好調な動員に感謝し、一層の応援を呼び掛けた。 イオンシネマとなみでは11月15日の公開以来、今月4日までに2231人が観覧し、上映が続いている。東京の映画館でも今月末から上映が決まった。 彩雪さんは、砺波市ロケの間、市内の銭湯が癒やしの場になり、出演者と演技について語り合った思い出を振り返った。その上で「私にとって宝物のような作品になった」と愛着をにじませた。 観客から「砺波弁が上品で温かさを感じた」との感想が聞かれた。山本監督は富山のアナウンサーが台本制作に協力した裏話を紹介。富山の制作チームのおかげで、俳優が砺波弁を習得し、アドリブができるまでになったと明かした。 主人公の娘役の誉乃(よしの)さんと、娘の同級生役の池田埜々耶(ののか)さんも登壇し「砺波が好きになった」などと語った。