結婚に騒動はつきもの!? 笑えて泣ける! ウエディング映画5選!
30代ならではの結婚への苦悩を描く!『フォー・ウェディング』
結婚式を描く映画というものは、だいたいクライマックスに主人公の式やパーティが用意され、そこが作品でも最大の盛り上がりをみせる。本作もその法則に沿いながら、タイトルにあるように4回の結婚式が描かれる(原題は『4回の結婚式と1回の葬式』なので、後者のシーンもある)。しかもその4回がどれも特徴的。幸せな瞬間を数多く体感できるので、結婚を予定している人には参考にもなる。ヒュー・グラントのキャリアの中でも、彼らしさが最も発揮された一本として根強い人気を誇っている。 ヒューが演じるのは、ロンドンに暮らす32歳のチャールズ。恋愛には困らないモテ男ながら、結婚には興味がなく、友人の結婚式に出席するのが日常になっていた。ある日、花婿付添人を務めた式で、彼はアメリカ人女性のキャリーと出会い“運命”を感じるも、キャリーには金持ちのフィアンセがいた。ようやく結婚を決意しはじめたと思ったら、自分だけの気持ちだけでは実現しないと気づく……。そんな30代ならではの悩みを、ヒュー・グラントを中心に芸達者の俳優たちが軽やかに奏でていく。ゲイのキャラクターを含めた仲間たちの友情ストーリーとしても楽しく、共感させるポイントが多い。
結婚式を盛り上げるお仕事ムービー!『ウェディング・プランナー』
結婚式の主役は、もちろん新郎新婦。しかし真の主役は、式を作り上げる人かもしれない。本作は、結婚式のプロデューサー=ウェディング・プランナーを主人公にしたロマンティック・コメディ。サンフランシスコで、この職種の第一人者として活躍するメアリーは、自分の結婚そっちのけで、仕事に忙殺される日々を送っていた。そんな彼女の新たな仕事は富豪の娘の結婚式。うまくいけば会社の共同経営者になれると知り、張り切るが、事故に遭いそうになった彼女を救ってくれた相手に恋をしてしまう。彼はなんと、富豪の娘の婚約者だった。 新郎新婦からのバラエティ富んだ注文や、家族へのサポートなど、結婚式や会場の裏ネタが満載なので、“お仕事ムービー”としても必見。仕事に集中するか。自分の想いに正直になるか。いかにもロマンティック・コメディらしい展開を、メアリー役のジェニファー・ロペスが生き生きと演じ、観ているこちらもテンションが上がる。仕事が完璧なメアリーは、私生活もオシャレできっちり。そんな姿は(映画とはいえ)職業を超えて見習いたくなってしまう。