ボーイズリーグ 札幌豊平が継続試合制して7年ぶり優勝に王手…日本少年野球北海道選手権
◆ボーイズリーグ◇日本少年野球北海道選手権 ▽準決勝 札幌豊平ボーイズ9-6札幌手稲ボーイズ(22日、札幌・麻生) 継続試合となっていた準決勝残り1試合を行い、札幌豊平ボーイズが9―6で札幌手稲を下して決勝進出。エースで4番の前川漣太郎(3年)が3打席連続二塁打で打線をけん引した。7年ぶりの優勝を懸けて、23日の決勝は2年ぶりVを狙う旭川大雪ボーイズと激突する。 〇…前週は降雨サスペデッドとなった札幌豊平は、1―1の3回から試合再開。先発・前川はいきなり3点を奪われたが、自らのバットで取り返した。3回1死一塁から中越え二塁打で反撃の扉を開き、4回には2死一、二塁で中堅に適時二塁打。6回にも1死三塁から右翼線に適時二塁打を運び、大量点を演出した。昨年は準決勝で札幌手稲に0―1で惜敗。雪辱を果たした大黒柱は決勝へ向け「今年は打って勝つ」と気合に満ちていた。 札幌手稲は3番打者で正捕手の村上太一(3年)が体調不良で欠場したのも響いたが、越中築監督は「守備のミスが続いた。力負けというより自分に負けた試合」と自滅ぎみの展開を嘆いた。それでも、初起用の選手が結果を出すなど光明も。23日の3位決定戦で勝てば東北選抜大会(8月10日から福島県)への切符を手にできるだけに「ここがゴールではない」と前を見た。
報知新聞社