日本人MFが空中戦で2m超FWを完封 欧州でCB起用、現地驚き「重力に逆らった」
CB遠藤と201センチFWオヌアチュの競り合い場面に注目
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は現地時間12月18日に行われたリーグカップ準々決勝のサウサンプトン戦でセンターバック(CB)として先発フル出場し、2-1での勝利に貢献した。試合の中では身長2メートル超のストライカーとの空中戦に勝利するなど強烈なインパクトを残し、現地メディアからは「重力に逆らった」と絶賛された。 【実際の映像】「重力に逆らった」 遠藤航がvs2メートル超ストライカーに競り勝つ様子 アルネ・スロット監督の下で先発の機会はほとんどない遠藤だが、負傷者も多いなかで行われたカップ戦で普段とは違うCBのポジションで起用された。 森保ジャパンでキャプテンを務める31歳は、DFジャレル・クアンサーとのコンビで安定した最終ラインを築いただけでなく、ボール保持の際には中盤まで上がってプレー。攻撃の起点にもなるなど柔軟な対応で存在感を発揮した。前半32分には相手陣内の高い位置でボールを前に運び、MFハーヴェイ・エリオットの得点を導いた。 この試合ではデュエル勝率100%(8/8)という抜群の対人性能を見せた遠藤。その中でも現地で注目を集めたのがナイジェリア代表FWポール・オヌアチュとの空中戦だ。身長201センチの巨漢ストライカーを相手に178センチの遠藤がヘディングで競り勝つ場面があり、リバプール専門の現地メディア「EMPIRE OF THE KOP」は「遠藤航は重力に逆らい、6フィート7インチのポール・オヌアチュに空中戦で勝利した」とその衝撃を伝えていた。 後半からキャプテンマークを巻き、チームを牽引した遠藤。本職ではないポジションでのプレーだったが、確かなインパクトを残すことに成功していた。
FOOTBALL ZONE編集部