「ショートケーキ」と「チーズケーキ」糖質が多いのはどっち?管理栄養士が比較して解説!
嬉しいことがあった時や疲れが溜まった時、甘いものを食べたくなることってありますよね。ダイエットをしなきゃと思いつつ、つい食べてしまうという方も多いのではないでしょうか。 ただどのようなものを選ぶかで、栄養価は大きく変わるので、自分の状況に合わせて賢く選びたいもの。今回はケーキの糖質の量についてご紹介します。 <写真>「ショートケーキ」と「チーズケーキ」糖質が多いのはどっち?管理栄養士が比較して解説! ■そもそも糖質とは? 糖質は悪者扱いされがちですが、身体のエネルギー源になるとても大切な栄養素。不足すると集中力がなくなったり、イライラしたりすることも。ただし、摂りすぎると肥満や糖尿病の原因に。 また、糖質を一度に大量摂取して血糖値が急上昇すると、ドーパミンが出て幸せな気持ちになります。ただ血糖値を正常に戻そうとするインスリンというホルモンが働き、急降下します。血糖値が下がることで、さらに甘い物が欲しくなってしまう。大量の糖質を一度に取ると、甘いものに対する依存が高まるなどの懸念もあるので、やはり適正な量を摂ることが大切です。 ■糖質が多いのはどちらのケーキ? ではショートケーキとチーズケーキ、どちらが糖質が多いかわかりますか? 正解はショートケーキです! ショートケーキ(1個・175g) エネルギー量 446kcal 糖質 27.2g 脂質 33.7g チーズケーキ(1個・90g) エネルギー量 258kcal 糖質 15.0g 脂質 20.0g もちろん商品によって大きく前後しますが、ショートケーキは小麦粉や砂糖を多く使う為、糖質が高くなりやすいのに比べ、チーズケーキはクリームチーズや生クリームがメインとなる為、意外にも糖質は少なめなのです。これはレアチーズケーキも同様です。一方、チョコレートケーキは、苦いカカオを甘くする為に多くの砂糖を使っている為、糖質は高い傾向に。 またケーキと合わせる飲み物も大切。砂糖が入ったカフェラテや紅茶などと一緒に食べると、より血糖値が急上昇しやすくなります。ケーキなどの甘いものを食べる時は、ブラックのコーヒーや無糖の紅茶などにするようにしましょう。 <参考> 外食・コンビニ・惣菜のカロリーガイド (女子栄養大学出版部) ライター/和田梓(管理栄養士)
和田 梓