能登美景はがき好調 県内郵便局、売り切れも 9日から全国販売 北國新聞社が企画
奥能登4市町の被災前の風景写真を用いた「能登美景はがき」の売れ行きが好調だ。北國新聞社と日本郵便が共同企画し、石川県内の各郵便局で販売を開始したところ、6日までの約2週間で2120セットが購入された。既に売り切れとなった郵便局も出ている。9日からは県外の12道府県13市でも販売し、被災地支援の輪を全国に広げていく。 はがきは4枚1セット500円(税込み)。珠洲市の見附島、輪島市の国名勝「白米千枚田」、穴水町の「能登さくら駅」、能登町の県無形民俗文化財「あばれ祭」の写真が載っている。写真はいずれも北國新聞社が提供した。 県内では231局で取り扱い、このうち58局で完売した。日本郵便北陸支社によると、まとめ買いする人もいるという。金沢市内の60代男性は「10カ所以上回ってようやく手に入れることができた」と喜んだ。 9日からは札幌、仙台、新潟、長野、名古屋、京都、神戸、岡山、倉敷、広島、松山、高知、福岡の各市の郵便局で計5千セットを準備し、売り切れ次第終了となる。北陸支社の担当者は「石川県内では想定以上のペースで売れている。全国でもはがきを通じて被災地に思いをはせてほしい」と話した。