高崎山でB群新ボスザル「オオムギ」の就任式 副市長から辞令と記念品のバナナ
大分市神崎の高崎山自然動物園で20日、B群の第20代1位(通称・ボスザル=αオス)になった「オオムギ」(22歳)の就任式があった。多くの観光客が新たなトップ誕生を祝福した。 清水久子副市長が辞令を交付し、記念品のバナナを手渡した。温厚な性格のオオムギは慎重に受け取り、おいしそうに味わった。順位確認テスト(15日)で頂点の座を争った雌ザル「ヤケイ」も登場し、「おめでとう」と書かれた垂れ幕のひもを引っ張った。 オオムギは2016年5月にC群第11代1位に就任し、17年3月にB群に移った。二つの群れでトップになるのは名誉ボス「ベンツ」以来。B群は昨年11月に第19代1位「ゴロー」が離脱し、ボス不在だった。 広島市から家族旅行で訪れた三河太郎君(11)、伸雄君(7)兄弟は「体が大きくてボスらしい貫禄がある。ぜひ長期政権を築いてもらいたい」と話した。