リアルな街の風景やクラシックスタイルの作品、物語性を感じさせるアニメなど多彩なテーマや画風で制作された作品を計109点展示。SNSと異なる雰囲気で集中してたっぷり鑑賞できる

ピクセルアーティスト・3DCGクリエイターの凉木コウ氏は、総勢64名ものピクセルアーティストによる作品を集めたPC向け合同展示会場「VRC PIXELART EXHIBITION」をソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上で公開している。 『VRChat』画像・動画ギャラリー 本会場は入場無料でPC（Steam／Steam VR）からアクセス可能だ。なお、鑑賞の際に一部の展示物で周りが白くチラつく現象も発生しているため、凉木氏は撮影時の注意点として、グラフィックス設定の「アンチエイリアシング」を無効化するよう推奨している。 「VRC PIXELART EXHIBITION」は、“目視でピクセルが判別できる程度”の解像度で描かれた作品を集めたピクセルアートの展示ワールドだ。 本会場では清涼飲料水「ポカリスエット」のCMイラストを手がけたモトクロス斉藤氏や、『僕のヒーローアカデミア』『呪術廻戦』のドットアニメーション作品に携わったMuscat氏、“ケモミミ×喫茶店×ASMR”アドベンチャーゲーム『けものティータイム』のキャラクターピクセルアートを担当したキュアもと氏を筆頭に、全64名のクリエイターによって制作された計109点のピクセルアートが展示されている。 会場に展示されているピクセルアートは現実の風景を描いた写実的な作品から、限られた色数で制作されたクラシックスタイルの作品、アニメーションGIFでストーリーを生み出している作品など、人によってさまざまだ。 展示を巡っていけば、多彩なテーマや画風からひとつのスタイルを形成したピクセルアートの鑑賞や写真・動画の撮影、共有をたっぷりと堪能できる。 また、本会場の折り返し地点にはピクセルアート制作の体験コーナーも用意されており、基本的なピクセルアートの描き方も学べるようだ。 ピクセルアーティスト計64名の作品を集めた展示ワールド「VRC PIXELART EXHIBITION」はVRChat上で無料公開中。VRChatはPC単体の「デスクトップモード」でも楽しめるほか、目の前で“ピクセルアートが動く”臨場感は実際に体験してみないと分からないため、興味があればチェックしておくとよいだろう。