竹中平蔵「進次郎か、進次郎以外か」…総裁選、小泉が目指す「制度的差別のない自由な国」を大解説!「彼には純一郎さんのDNAが流れている」
重要なのはどういう「大きな方針」でこの「国の形」をつくるか
進次郎さんが全面的にいろいろな改革を目指しているのを感じます。進次郎さんが明確に問題提起したことが中心の座標軸となり、各候補者はそれにどう反応するか、というのが選挙戦の争点になってきています。 重要なのはどういう「大きな方針」でこの「国の形」をつくるかということだと思っています。「国民のために」とかそういう一般論的なものではない、明確な方針・メッセージがなかなか出てきません。「国の形」も見えてきません。そんな中で一番、今回の総裁選候補の中でプロボカティブ(挑発的な、刺激的な)な政策を打ち出しているのは小泉進次郎さんです。進次郎さんの主張からは「制度的差別のない自由な国」という形が見えてきます。もはや、政策論争に関していうと進次郎さんか、それ以外か、という様相を呈しています。
竹中 平蔵