＜大院大・大経大＞初回、柴崎は中前打を放つ

　◇関西六大学秋季リーグ戦第5節　大経大4―7大院大（2024年9月27日　ほっともっとフィールド神戸） 　首位・大商大を追う大経大は秋季未勝利だった大院大に初勝利を献上。プロ注目の柴崎聖人右翼手（4年）は初回の中前打1本に終わったが、リーグ通算98安打に伸ばした。 　柴崎は初回二死、2―2からの5球目の変化球をバットの先で拾って中前に運ぶ技ありヒットで出塁する。直後の盗塁は失敗したものの、2四球を選び、8回に二盗を決めた。 　「秋のリーグ戦前からノーステップでやるようになって。そこから結果が良くなって継続している感じです。ノーステップにすると目線が安定するので1球で仕留められる」と手応えを話した。 　走攻守の三拍子揃った評価の柴崎だが「コンタクト率が高くて長打も出ればいいのですが、打ちたい打ちたいになってしまうと強引にいってしまうところがあるので。シングルヒットで盗塁が成功すれば一気にチャンスは拡大する。盗塁の精度も、もっと上げていかないとと思ってます」と約一ヶ月後に控えるドラフト会議に向けて課題を挙げることも忘れなかった。 　◇柴崎　聖人（しばさき・まさと）2002年（平14）4月4日生まれ、兵庫県伊丹市生まれの22歳。小学1年に稲野エンジェルスで野球を始め、中学は高槻中央ボーイズで投手。岐阜第一（岐阜）で外野手に転向し、2年春から背番号8でベンチ入り。高校通算10本塁打。50メートル走5秒9、遠投110メートル。1メートル73、80キロ。右投げ左打ち。