墨田区商店街連合会、「東京商店街グランプリ」で準グランプリ受賞
墨田区商店街連合会の「令和5年度 春のそよかぜつながるフェス事業」が11月12日、準グランプリを受賞した。(すみだ経済新聞) 同グランプリは、都内商店街の優れた取り組みを表彰・紹介し、商店街の役割や魅力を広く周知することを目的とする事業。 グランプリ、準グランプリ、優秀賞に加え、独創性や地域貢献度が高い事業に対して特別賞を授与する。19回目となる本年度は12の応募事業の中から5つがノミネートされ、その中から選出された。 同商店街連合会の「春のそよかぜつながるフェス事業」は「オールすみだ」をキーワードに、隅田公園で区内団体や加盟店の連携イベントを実施。観光協会や他機関との協力により相互集客や区内回遊を促し、来場者同士の交流を活発化させるとともに、新たなイベント開催や事業者間の連携強化にもつながった。 同事業について墨田区商店街連合会事務局長の井上佳洋さんは「コロナ禍の時に再整備された隅田公園の利活用方法について、『もっと開かれた活用方法を考えよう』と問題提議してくれたのが、当会の山田昇会長と墨田区観光協会の森山育子理事長。その提議を真剣に受け止めて全庁的に議論してくれたのが墨田区。いろいろな議論をしたが、『オールすみだで連携すべき』と気持ちはひとつに具体化したのが当事業」と解説する。 この取り組みは、区商連としてのまとまりや地域全体での協力体制を示した点が評価された。近隣の他イベントや民間施設との連携による事業拡大や、活性化に意欲的な店舗や商店街へのアピール機会の創出、さらに長期的な継続を視野に入れた点が評価された。 ? イベント運営を取り仕切る同区商連企画担当の多賀健太郎さんは「『オールすみだ』の取り組みが評価されて良かった。産業観光部や観光協会と協働することで、産業だけでなく観光面でも来街者が増加している。隅田公園そよ風ひろばの利活用モデルケースとしても発展させ、地元商店街の存在を知ってもらうきっかけづくりを進めたい」と意気込む。
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