動物園より長生き「フー子」 人好きアジアゾウは開園時からの人気者「40周年を盛り上げてくれてありがとう」
長野市茶臼山動物園(篠ノ井有旅)は17日、開園40周年の記念事業の締めくくりとなるイベントを開き、開園当時から飼育している45歳の雌のアジアゾウ「フー子」に感謝状を贈った。「40周年の顔として大いに盛り上げてくれた」と、節目の1年の働きをねぎらった。イベントに訪れた親子連れは、餌やり体験などで楽しんだ。 【写真】「食べられちゃいそう」なライオンの丘
フー子の飼育舎前で、古沢規至(のりゆき)園長(59)が「たくさんの元気と勇気をもらった」と感謝状を読み上げ、担当飼育員に手渡した。フー子は来園者に近寄るなど「人が好きな性格」といい、40周年の象徴的な存在だ。子どもを連れてフー子を見に訪れた会社員村松知美さん(38)=長野市篠ノ井布施五明=は「来園した時は必ずフー子を見に来る。これからも元気でいてほしい」と話した。
同園は1983(昭和58)年8月に開園。昨年から開園40周年記念のさまざまなイベントを開いてきた。この日は動物の慰霊祭もあった。