「いや原作読んでへんのかい」 意外な俳優が怖いくらい完全再現した衝撃「敵キャラ」
カリスマの塊のようなボスキャラ
●『るろうに剣心』志々雄真実(演:藤原竜也) 再現度が高かった敵キャラといえば、実写映画「るろうに剣心」シリーズの2作目、3作目にあたる『京都大火編/伝説の最期編』に登場した志々雄真実は外せません。 志々雄は、「弱肉強食」という強い理念を掲げる並外れた野心家で、絶大なカリスマ性で部下を従える悪役です。幕末には維新志士のなかで人斬りとして暗躍していましたが、その野望と実力を恐れた維新志士たちによって全身を焼かれてしまいます。彼はカリスマ性と鬼のような強さを持つマンガ的なキャラである上に、ビジュアルも顔を含めた全身を包帯で覆われており、実写化するには難しいのではないかと懸念されていました。 しかし、藤原竜也さんが演じる志々雄は、ファンの心配をくつがえすかのような再現度の高さでファンを驚愕させます。包帯で顔が隠れているにもかかわらず、その演技からは圧倒的なカリスマ性があふれ出し、「十本刀」ら部下を従える志々雄の存在感を完璧に再現していました。 また、アクションシーンのクオリティも非常に高く、特に終盤の「緋村剣心(演:佐藤健)」ら4人を相手に戦うシーンでは、志々雄の強さが見事に描かれています。 志々雄の撮影は全身スーツを着用するため、藤原さんは相当な苦労をしたそうで、藤原さんは『るろうに剣心 京都大火編』試写会の舞台あいさつで、「(スーツを着ると)ご飯も食べられないし、トイレにも行けなくて大変」と語っています。そのような苦労もあってこそ、ファンも納得の志々雄を演じきることができたのでしょう。 原作ファンからは「実写化するのが不可能レベルに難しそうな志々雄真実を、これが本物と言わんばかりの演技力でやり切った」「志々雄は見た目でどうこうじゃないキャラである以上、声と演技が大事やしなぁ。藤原竜也声めっちゃ似とる」「藤原竜也の完璧に再現された志々雄の姿に感動して鳥肌もんだった。俳優としての計り知れない凄さに驚いた」「あのザラついた声といい、藤原竜也あっての大火編」などと言われるほど、多大なインパクトを残した悪役となりました。 ※山崎賢人さんの「崎」は正式には「たつさき」
LUIS FIELD