《県内医療機関の7割以上でトラブルや不具合》マイナ保険証アンケート【高知】
高知さんさんテレビ
12月2日に現在の健康保険証が廃止され「マイナ保険証」に移行します。こうしたなか、医療機関の7割以上でトラブルや不具合があったことがわかりました。 政府は12月2日に現在の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化させた「マイナ保険証」への移行を進めています。 10月21日、県庁で高知保険医協会が「マイナ保険証」の利用によるトラブル調査の結果について報告しました。 調査は8月30日から9月10日まで、県内440の医療機関を対象に行い、144施設から 回答を得ました。 このうち今年5月以降に「マイナ保険証」のトラブルや不具合があった医療機関の割合は71.5%でした。 トラブルの内容については、名前や住所の一部の漢字が黒丸で表示されてしまうケースが76.7%と最も多く、次いで「カードリーダーの接続不良・認証エラー」が52.4%。「資格情報が無効」が43.7%でした。 高知保険医協会・伊藤高会長: 「このまま現行の健康保険証をなくせば大きな混乱が起こることが想定されます。本当に健康保険証をなくしていいのか、改めて考える必要があるのではないか」 高知保険医協会は今後も「マイナ保険証」のトラブルに関する調査を定期的に進めたいとしています。
高知さんさんテレビ