年間女王の竹田麗央「いつもの試合よりも頑張りたい気持ちがある」 史上2人目の1シーズン国内メジャー3冠を目指す/国内女子ゴルフ
女子ゴルフの今季最終戦「JLPGAツアー選手権リコー杯」は21日から4日間、宮崎・宮崎CC(6497ヤードパー72)で行われる。今季8勝を挙げて年間女王に輝いた竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=は20日、プロアマ戦に出て最終調整。「残りの1試合もしっかりベストを尽くしたい」と力を込めた。 今大会の会場である宮崎CCは芝目の強い高麗芝のグリーンが特徴だが、4月の「フジサンケイレディスクラシック」では同じ高麗芝グリーンの川奈ホテルGC富士Cを攻略して優勝。熊本出身でジュニア時代から高麗芝のグリーンに慣れており、「苦手意識はないです」。初出場だった昨年大会は7位に入っている。 メルセデスランキングによって初日の組み合わせが決まる大会。同ランク1位の竹田は、2位の山下美夢有(23)=加賀電子=と2サム(2人1組)で初日をプレーする。この2人が2サムで回るのは、9月の「日本女子オープン」最終日以来、2度目。竹田は「(山下は)ショットもすごくパットもお上手で、この大会を2連覇されている。しっかりと自分もついていきたい」と意気込んだ。 9月の「ソニー日本女子プロ選手権」、「日本女子オープン」を制しており、今季国内メジャー2連勝中。今大会を制して同一シーズンでの国内メジャー3冠達成となれば、2018年の申ジエ(36)=韓国=以来となる史上2人目、日本選手では初の快挙となる。「悔いなくしっかり攻めて、自分のゴルフができたら。やっぱりメジャー大会なので、いつもの試合よりも頑張りたい気持ちがある。優勝につながるプレーをしたい」。4月の初優勝から8勝を積み上げ、来季からの米ツアー出場権までつかんだ怒涛のシーズンを、最高の結果で締めくくる。