スカイマーク、鹿児島便が1000万人「身近で使いやすく」
スカイマーク（SKY/BC、9204）は6月13日、鹿児島発着便の累計搭乗者数が1000万人を突破したことを記念し、鹿児島空港を出発する対象便の乗客にフライトタグなどの記念品をプレゼントした。 【写真】鹿児島便の累計搭乗者数が1000万人を突破したスカイマーク スカイマークは、初の鹿児島路線となる羽田線を22年前の2002年4月18日に開設し、鹿児島空港へ就航。4年後の2006年4月21日に同路線を休止したが、2010年9月1日に神戸－鹿児島線を開設し、同年10月31日に羽田－鹿児島線を再就航させた。現在の鹿児島路線は羽田、神戸、中部、奄美大島の4路線で、羽田線を1日4往復、神戸と中部、奄美大島の3路線は同2往復ずつとなっている。 奄美大島線は、2010年9月1日から10月30日までと、2011年3月1日から10月29日までの期間運航後に撤退。2018年8月1日から鹿児島－奄美大島、中部の2路線を開設し、運航を続けている。過去には成田－鹿児島線を2012年7月1日から11月15日まで、季節定期便として運航していた。 スカイマークの三田憲司・鹿児島空港支店長は13日、羽田行きBC304便の出発前に午前11時から搭乗口で開かれた記念式典で「2006年4月に羽田線を休止し、2010年9月の神戸線開設で再就航するまで、4年間の空白期間を作ってしまい、大変なご心配とご迷惑をおかけしたことを改めておわび申し上げたい」と述べた上で、「鹿児島は食べ物がおいしく、非常に住みやすく、人がやさしい。鹿児島空港は指宿や桜島、霧島温泉へのアクセスもよく、奄美大島や県内の離島を結ぶ空の玄関口で、役割は非常に大きい。これからも身近で使いやすい航空会社であり続けたい」と抱負を語った。 累計搭乗者数1000万人の記念品は、鹿児島空港の滑走路（RWY16/34）をイメージし、1000万人達成を記したフライトタグと、スカイマークの航空券が紙製であることからチケットホルダー、ステッカーの詰め合わせで、グランドスタッフ（地上旅客係員）が乗客に手渡した。対象便は13日の4便で、鹿児島午前8時55分発の神戸行きBC132便、午前10時25分発の奄美大島行きBC381便、午前11時30分発の羽田行きBC304便、午後1時35分発の中部行きBC636便の乗客にプレゼントした。 スカイマークによると、路線ごとの累計搭乗者数は、羽田線が約640万人、神戸線が約200万人、中部線と奄美大島線が約80万人ずつ、成田線が約2万人で、1000万人に達したのは今年4月3日だったという。イベントを13日に実施したのは、ポケットモンスター（ポケモン）の人気キャラクター「ピカチュウ」を描いた特別塗装機「ピカチュウジェットBC」を鹿児島路線へ投入しようと検討した際、整備スケジュールなどの都合で達成日から2カ月ほど実現までにかかってしまったという。 13日は2機あるピカチュウジェットBCのうち、2号機（ボーイング737-800型機、登録記号JA73NG）が神戸発鹿児島行きBC131便と、鹿児島発羽田行きBC304便に投入された。
Tadayuki YOSHIKAWA
