川瀬家「兄弟自主トレ」を初実施へ 今季対戦は3打数0安打 ソフトバンク兄・晃「来年は必ず打ちたい」 オリックス弟・堅斗と地元大分で初タッグ
ソフトバンクの川瀬晃内野手(27)が、オリックスの川瀬堅斗投手(22)と来年1月、大分県国東市で川瀬家の「兄弟自主トレ」を初めて実施することを明かした。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 兄・晃は今季、自己最多の105試合に出場。内野の貴重なバイプレイヤーとして守備固めにとどまらず、一塁、二塁、三塁、遊撃のいずれでもスタメン起用されるなど4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。打率2割6分1厘とバットでも存在感を示した。 さらなる飛躍を目指す来季に向けて、自主トレの相棒に選んだのは弟だった。5歳下の堅斗は今季途中に支配下選手登録をつかみ、1軍デビューも飾った。19日に契約更改交渉を終えると、年俸がアップしたと晃にも連絡があったという。 晃は「僕も最初に上がった時はうれしかったし、もっと頑張ろうという気持ちになった。弟にもそういう気持ちでやってほしい」と目を細めた。そして兄弟自主トレの話しにも及んだ。「投手と自主トレするのは初めてなので。投手が投げるボールを打てる。バッティングピッチャーをしてもらってという感じですかね」とイメージした。 プロ野球選手は二人だけだが、地元大分なので同学年や後輩たちも手伝いに駆けつけるという。当然、川瀬家の家族らも来る予定。「地元なのでいろんな人の力を借りてですね」と笑った。 今季、9月13日のオリックス戦での初対戦から3度の対戦があったが、3打数無安打と弟の全勝に終わった。晃は「公式戦で兄弟で対戦するのは川瀬家としても夢だった。それが現実になって、1、2打席目は変な感じはあったけど、3打席目からちゃんと相手としてみてやれた。来年は対決する機会があれば必ず打ちたい」と力を込めた。兄弟自主トレでともにレベルアップし、1軍での兄弟対決も増やしていくつもりだ。(小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】
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