今季は“正念場”か…もう後がない大物選手(5)1軍出場は大幅減に
プロ野球は、2024年シーズンの球春到来を目前に控えている。春季キャンプでは、今季も数多くの若手有望株が一軍メンバーに抜擢。レギュラーシーズンでの大ブレイクが期待されている。一方で、成績不振が続く実力者たちの二軍スタートも目立つ。ここでは、正念場を迎えている大物選手をピックアップする。
中島卓也
・投打:右投左打 ・身長/体重:178cm/73kg ・生年月日:1991年1月11日 ・経歴:福岡工 ・ドラフト:2008年ドラフト5位 2023年は一軍定着後では自己ワーストとなる17試合の出場に終わった中島卓也。2015年に盗塁王を獲得したタイトルホルダーも、苦境に立たされている。 2008年ドラフト5位で北海道日本ハムファイターズに入団。高卒4年目の2012年に代走や守備固めで一軍に定着すると、翌2013年は二塁や遊撃のレギュラー格に。 2015年には全143試合に出場し、打率.264、34盗塁の好成績で盗塁王とベストナインに輝いた。翌2016年にも全試合に出場し、リーグ最多の62犠打を記録するなど持ち味を発揮。チームに欠かせない存在となった。 しかし、2019年は打率.220と低迷。その後はスタメンの座を若手に譲る機会が増え、出場機会が年々減少した。 2022年は外野にも挑戦し、17盗塁を記録するなど存在感を示したが、翌2023年は故障もあってわずか17試合の出場に。2024年シーズンで33歳を迎えるだけに、正念場の1年となりそうだ。
ベースボールチャンネル編集部