米ボーイング5年連続赤字 23年12月期、納入遅れ響く
【ニューヨーク共同】米航空機大手ボーイングが1月31日に発表した2023年12月期決算は純損益が22億4200万ドル(約3300億円)の赤字(前期は50億5300万ドルの赤字)と、通期としては5年連続の赤字だった。航空機の納入遅れが起きたことに伴うコストの増加などが響いた。 カルフーンCEOは決算説明会で、米アラスカ航空が運航する737―9(MAXシリーズ)の機体の一部が吹き飛び、緊急着陸した事故に関し、規制当局や顧客との対話を重ねているとして「信頼を得るために努力していく」と言及した。 売上高は前期比17%増の777億9400万ドル。民間機納入数が増えたことが売り上げを押し上げた。