まるでSFの世界? 緑一色の地面から球体が… 下諏訪駅前の温泉スポット、不思議な風景
緑一色の世界が広がり、地面からは球状の物体が立ち上がっている―。 まるで未知の星の地表のようだが、実は下諏訪町のJR下諏訪駅前の光景。駅前のモニュメントの「水槽」部分には温泉が流れ込み、繁茂する藻によって水中に不思議な風景が広がっている。球状の物体の正体は藻に付着した気泡だ。 【写真】健やかに平穏に、つるしびなに願い込め
モニュメントは1994年に町の温泉をPRする「湯の里浪漫(ろまん)整備事業」で町が建設した。絶えず流れ込む温泉水は43度ほどの熱さ。観光客が触れたり、タクシーの運転手が車内を掃除する際にタオルをぬらしたりしている。
駅構内にある下諏訪観光案内所の小松直人所長(73)によると、駅を降りてすぐ温泉に触れられるスポットがあって驚く観光客もおり、小松さんは「町の特色の熱い温泉を伝えるスポットです」。
モニュメントの水槽部分は時折、掃除されており、藻がないこともある。