パリ五輪代表内定水泳1号は飛び込み荒井祭里 大技決めるも11位で成長誓う
◇世界水泳選手権 女子10メートル高飛込決勝(19日、福岡県立総合プール) 世界水泳選手権は19日、女子10メートル高飛び込みの決勝が行われ、荒井祭里選手が288.85点の11位に入り2024年パリ五輪に内定しました。 【画像】世界選手権で決勝に進出した荒井祭里選手 前日は決勝進出を決めたことから、日本水泳連盟が定めた基準を満たしパリ五輪内定条件をほぼ手中におさめていた荒井選手。 この日行われた決勝では2本目、前向きに飛び込み3回転半回る「107B(前宙返り3回半えび型)」を設定。予選・準決勝は共にミスがあって50点台でしたが、決勝では、力強く踏み切り、空中姿勢も整った中で入水を決め、72.00点の高得点をマークし、2本目は全体4位、この時点で暫定6位につけます。 しかし4本目は体が斜めになって入水。スプラッシュが上がってしまい、37.80点にとどまりました。それでも5本目を無事終えると笑みがこぼれた荒井選手。トータルで11位で競技を終えて、パリ五輪出場が内定しました。 今大会は日本開催の世界選手権。多くの歓声が送られた荒井選手は「今回の試合でしっかり自分と向き合うことができてよかった。すごく応援が聞こえて頑張らないと、と思ってしっかり飛べた」と明るく振り返りました。 2024年のパリ五輪に向けては、「東京五輪までの練習方法とは違って、どれだけ質をよくできるかの練習となる。しっかり一日一日の練習に集中して質を高めて試合に挑めるようにがんばりたい」と話しました。