うっすらと白い雪に覆われた月山の頂上付近＝西川町・姥沢駐車場

　山形地方気象台は21日、月山（1984メートル）の初冠雪と、山形市で初霜と初氷をそれぞれ観測したと発表した。本県と秋田県にまたがる鳥海山（2236メートル）も同日、酒田市が初冠雪を確認した。 　同気象台によると、東北地方の上空に寒気が流れ込み、高い山岳地帯で降雪となった。低地も地表の熱が奪われる放射冷却現象の影響で、全22観測地点の全てで今季最低気温を観測した。 　月山の初冠雪は平年より1日遅く、昨年より1日早い。初霜は平年より14日、昨年より22日早い。初氷は平年より17日、昨年より22日早かった。初霜と初氷、月山の初冠雪は朝5時半ごろ、同気象台内で職員が目視で確認した。鳥海山は酒田市職員が目視で確認し、平年より11日、昨年より13日遅い。