櫻井海音、高橋文哉、山田杏奈 エンタメ界の中心に立つ“巳年”生まれの俳優たち
“世界基準”を経験した加藤清史郎&影山優佳にも注目
●細田佳央太&青木柚 主演ドラマ『七夕の国』(ディズニープラススター)が配信中の細田佳央太も「巳年」だし、若きバイプレイヤーとして映画やドラマのシーン全体を支える青木柚も「巳年」である。 ●出口夏希&森七菜 それから、2024年は『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』に『赤羽骨子のボディガード』に『ブルーモーメント』(フジテレビ系)と、それぞれフォーマットの異なる作品でヒロインを務めた出口夏希も「巳年」の生まれ。出演した『ファーストキス 1ST KISS』や『国宝』といった話題作の公開が控えている森七菜も「巳年」なのである。まさに粒揃いだ。 ●加藤清史郎&影山優佳 このような並びの中で、個人的にとくに注目していきたいのが、加藤清史郎と影山優佳。2024年に上演された舞台『未来少年コナン』でコナンとラナを演じたふたりである。同作の演出・振付・美術を手がけていたのは、インバル・ピントという舞台芸術界における世界的な存在。この大仕事に挑む加藤と影山の姿を目の当たりにし、ふたりの注目度が個人的にぐっと上がったのである。“世界基準”を経験したこのふたりの今年が楽しみでしょうがないのだ。 ここでは若い才能に注目しようということで、2001年生まれの「巳年」の者たちについて述べてきたが、一回り上の世代には、男性俳優ならば岩田剛典、柄本時生、岡田将生、賀来賢人、佐藤健、千葉雄大、溝端淳平、若葉竜也といった存在がいて、女性俳優だと、さとうほなみ、瀧内公美、多部未華子、仲里依紗らがいる(もちろん、もっといる)。誰もが一線に立ち続ける存在だ。 繰り返しになるが、「巳年」である彼ら彼女らは、たまたま同じ年に生まれたに過ぎない。けれども、世間から力のある者として認識された状態で“年男”や“年女”の一年を迎えられるのは、たまたまではない。そのずっと前から積み重ねてきたもののひとつの結果である。また干支が一周したとき、ここに名前を挙げた人々はどこに立っているのだろうか。どうにか追い続けていきたいものである。
折田侑駿