マンチェスター・シティ戦への決意を語ったアンチェロッティ監督 [写真]=Getty Images

　レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、マンチェスター・シティ戦への決意を語った。16日、スペイン紙『マルカ』が同監督のコメントを伝えている。 　チャンピオンズリーグ（CL）・準々決勝セカンドレグのマンチェスター・シティ戦を17日に控えているレアル・マドリード。ホームで行われたファーストレグを3－3のドローで終え、敵地『エティハド・スタジアム』で行われる大一番に臨む同クラブだが、“百戦錬磨”の指揮官は自らの心境を吐露しながら勝利への自信をのぞかせた。 　緊張感の高まる一戦が目前に迫るなか、アンチェロッティ監督は「眠れないことはない。今夜、食べ過ぎたらよく眠れないかもしれないね。私たちは元気だし、私からそれを奪うものは何もない」と冷静である模様。データ上でマンチェスター・シティ有利との見方が示されていることに対しては、「統計は全て誰もが好きなように見ることができる」と述べつつ、「それ（統計）は破るために作られた。レアル・マドリードが一度も勝ったことがなかったのに勝った試合もたくさんある」と自らの見解を示している。 　さらに、「過去を見てはいけない。明日の試合だけを考える。競争し、戦い、自信を持たなければならない」とコメント。痛み分けとなったファーストレグについて、「結果は互角だった」と口にしながら、「残り90分は何が起こるかわからない。私たちには問題を起こすクオリティを見つける自信がある」と意気込みを明かした。 　また、得点ペースの減少により一部のメディアから不調と報じられたイングランド代表MFジュード・ベリンガムへの信頼も強調。「他のみんなと同じように、私は彼にチームのために働くようお願いする」と主張し、「将来レアル・マドリードにとって最も重要な選手の1人になるだろう。彼はまだ20歳だが、時々それを忘れてしまう。彼はとても成熟していて素晴らしい選手だ」と語っている。