ワケ有り「ロスおせち」最大70%安 破格の値段で人気 正月を迎える前なのに…
今年は物価高が家計を直撃し、正月に欠かせない「おせち」も値上げの影響を受けています。こうしたなか、お得に新年を迎えられる、あるおせちが人気を集めています。 【画像】最大70%オフ!正月前に「ロスおせち」その理由とは?
■北海道の恵み32品!税込み9000円
クラダシ 広報 齋藤花伽さん 「こちらが弊社で販売しているおせち。全部で2000食ある」 板橋区の倉庫で保管されていたのは、様々な理由で通常の販売が難しくなってしまった、その名も「ロスおせち」です。中には、いいとこ取りのこんなおせちも…。 クラダシ 関口一平さん 「もともとパーツ単位で商品個別で余った商品を、おせちに詰め合わせて作ったクラダシオリジナルのおせち」 北海道の食材をふんだんに使った32品が入って、1万円を切る税込み9000円です。 帝国データバンクの調査によれば、来年のおせちの平均価格は2万7826円で2022年以降、3年連続の値上げとなっています。 こうしたなか、クラダシのサイトでは本来無駄になりかねないおせちだということから、「最大70%オフ」という破格の値段で購入することができます。 それにしても、なぜ正月を迎える前なのに、すでにロスが出てしまっているのでしょうか。それには、おせちならではの事情がありました。
■物価高で高まる節約志向
様々な理由で通常の販売経路では売ることができなくなった「ロスおせち」。クラダシでは、フードロスを防ぐため、格安でおよそ20種類・9000食を販売する予定です。 そもそもおせちはフードロスに直結しやすい商品だといいます。 関口さん 「(おせちは)多品目を使っている特性上、製造にかかる期間が長くなる傾向にある」 「製造段階では販売数の予測が難しい」というおせち。年末は配送手段の確保も難しいため、早い時期に注文を打ち切ってしまうメーカーが多く、ロスが出やすいのです。 物価高の影響で節約志向が高まるなか、「ロスおせち」の売れ行きは好調です。 関口さん 「財布にも優しいだけではなく、環境や社会にも優しいおせちを。お正月に召し上がってもらえるとうれしいと思う」 (「グッド!モーニング」2024年12月26日放送分より)
テレビ朝日