【高校サッカー】静学、3度目頂点へ…MF四海星南(2年)は小兵の強み生かして中盤支配…全国選手権28日開幕
四海が好きな選手は、J1神戸でも活躍した元スペイン代表MFイニエスタ。ボランチやトップ下でボールを受け、前線へスルーパスを放って得点をアシストする。 1対1を仕掛ける際の体勢が独特。身長165センチとメンバーで一番小柄だが、膝を曲げて、さらに低い姿勢で向かって行く。「低い方がボールを取られないし相手の懐に潜り込める。ファウルも取りやすい」。紅白戦でも隙間をすり抜けるように中盤を自由に動き回り、ゴール前へ顔を出す。 県選手権では出番がなかったが、プレミアリーグの前半戦は試合にからみ、レギュラーも務めた。当たりの厳しさに圧倒されて開幕5連敗を喫したが、「ここまでやれば勝てる、という基準が分かった」と前向きにとらえている。10月の岡山ユース戦ではゴールも決めた。この経験を全国、そして来年の戦いに生かす。 ◆四海 星南(しかい・せな)2007年4月30日、東京都生まれ。17歳。サッカーは小1から。前所属はFC東京U―15深川。165センチ、58キロ。血液型O。家族は両親、兄と姉2人。
報知新聞社