第93回選抜高校野球 東海大菅生、きょう初戦 大舞台での出番待つ 多井耶雲内野手(2年) /東京
<センバツ高校野球> ◇大会直前にベンチ入り決定 第93回選抜高校野球大会に出場している東海大菅生は24日第1試合(午前9時開始)で聖カタリナ学園(愛媛)と1回戦を戦う。甲子園に入る直前、肩を負傷した藤井颯太外野手(2年)に代わって、多井(おおい)耶雲(やくも)内野手(2年)=写真・東海大菅生高校提供=が背番号「18」でベンチ入りすることになり、大舞台での出番を待つ。 登録は内野手だが、横手投げの投手でもある。本格的に投げ込みを始めたのは3カ月前のこと。三塁からの送球を見たコーチに見いだされた。 中学時代も多少の投手経験はあったが、上手投げ。「サイドスローと聞いてびっくりしたが、意外とできた」。練習試合で計4回投げ失点はゼロ。右打者には球が見えづらいと評価された。 2017年夏、4強に入った東海大菅生の試合を甲子園で観戦した。同じ愛知県出身の奥村治三塁手の活躍に心を動かされ、入学した。自分がその一員となり甲子園の土を踏む。試合を前に「気持ちが高ぶっている。奥村さんのように、チャンスに強いプレーを見せたい」と燃える。右投げ右打ち。173センチ73キロ。【林田奈々】 〔多摩版〕