「3軍に行っても変わらない」最高の準備をしてきたソフトバンク33歳捕手、〝故郷〟ハマスタで代打今季1号「ちょっと複雑…」
◆日本生命セ・パ交流戦 DeNA3―5ソフトバンク(8日、横浜) ソフトバンクの嶺井博希捕手(33)が今季1号2ランを放った。DeNAからFA移籍2年目。ソフトバンクのユニホームを着て初めて訪れた〝故郷〟の横浜スタジアムにアーチを架けた。 ■古巣相手に一発!これが嶺井の鮮やかバットフリップ【動画】 1点リードの7回1死。カーター・スチュワートの代打として登場すると、大きな歓声が起こった。さらに大きな歓声は5球目。東克樹のチェンジアップを捉えると、左翼席に届いた。「いいピッチャーなので、とにかく必死に食らいついていこうと打席に入りました。その必死に食らいついていった結果です。昨日も今日も横浜のファンの方々の声援が力となり、元気な姿を届けることができて良かったです。そして何より代打起用に応えることができて良かったです」とコメントした。 今季は春季キャンプからファーム暮らしが続いた。33歳の誕生日を迎えた4日に初昇格。7日のDeNA戦は代打で初出場した。 「やることは1軍に来ても変わらない。3軍に行っても変わらない。いつ(1軍に)来てもいいように準備はしてきた」。ファームでは3軍の試合に出場することもあった。その中でも最高の準備で1軍での出番を待った。 結果は最高のホームランとなった。「ベイスターズファンの皆さんも温かく迎えてくれましたし、ちょっと複雑ではありますけど、結果が出て良かったなと思います」と笑みを浮かべた。古巣のチームメートやファンに〝恩返し〟の一発を喜んだ。
西日本新聞社