補聴器の老舗2社がタッグ パナソニックとリオンが次世代機を共同開発へ
補聴器の老舗メーカー2社がタッグを組む。パナソニックくらしアプライアンス社(東京都品川区、堂埜茂社長)とリオン(東京都国分寺市、岩橋清勝社長)は4日、次世代の補聴器を共同開発するアライアンスを締結したと発表。両社の強みを活かした新型を開発し、補聴器の普及拡大につなげる狙いだ。 【関連写真】パナソニックの技術を取り入れたリオンの補聴器 リオンは、日本初の量産型補聴器の開発以降、「リオネット補聴器」のブランドで75年以上の実績を持つ大手。パナソニックは1959年の補聴器事業開始から65年の歴史を持ち、AV機器開発で培った音響技術とともにワイヤレス通信や充電制御など、グループが持つ総合的な技術力を背景に補聴器の開発に取り組んでいる。 今後、両社の強みを活かして性能をさらに進化させ、補聴器の普及拡大に取り組む。両社でプラットフォームを構築し、新開発した製品をそれぞれのブランドと販売網で提供していく方針だ。
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