地域情報の拡散促進へ 「びびなび」で協定締結 鴨川(千葉県)
鴨川市は、生活情報サイト「びびなび」を運営する株式会社ビビッド・ナビゲーション(本社・木更津市)とクラシファイド(地域の募集情報)の拡散促進に関する協定を締結した。ウェブサイトやフリーペーパーに鴨川のさまざまな情報を掲載し、地域のコミュニケーションの活性化を目指す。 同社は、2000年にロサンゼルスで米国法人を設立。ウェブサイト「あなたの街のオンライン交流広場びびなび」をリリースし、15年に日本法人を設立した。主にインターネット広告サービス、サイトの企画・開発・運用・保守、コンサルティング業務などを行っている。 びびなびは、全世界625エリアに展開し、地域の企業やサークル、ボランティアまで幅広い情報を掲載。ウェブサイト運営、メール配信、フリーペーパーの発行を手掛けている。 今後は、びびなびに鴨川市の行政情報やイベント情報を積極的に掲載する他、市ホームページなどでも市民からの情報掲載を促し、市民のサークル活動、非営利団体の紹介文などを掲載する予定だという。 協定は、すでに木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市で締結されており、安房地域では初めて。市役所で締結式が行われ、田村好邦社長と長谷川孝夫市長が協定書にサインを交わした。 田村社長は「びびなびは、『猫を保護したが大切にしてくれる人がいないか』『サークルメンバーを募りたい』など、身近な募集から始まる出会いで鴨川に関係のある方々をつなげる。鴨川市内の施設にもフリーペーパーを配架しているので、地域の情報収集や仲間づくりに役立ててもらいたい」と話した。 長谷川市長は「これから鴨川市の情報をたくさん載せてもらえればうれしい」とコメントした。