様変わりした二遊間の併殺プレー【立浪和義の超野球論】
よりシンプルに
筆者が一番安定していると語る広島・菊池[右]、田中の二遊間
今回は二遊間特集ということですが、私たちの現役時代と今でまったく違うのが、危険スライディングの禁止によって、走者を避けての送球がほぼいらなくなったことです。併殺の場合、かつては走者がベースを踏んだ守備側の選手の足をめがけてスライディングをしてきて、私たちも、左右に避けながら投げたり、ジャンピングスローをしたりと、いろいろな工夫をしました。それに比べ、簡単になったと言うと、語へいがあるかもしれませんが、シンプルにはなっていると思います。 私は現役時代、ショートから始まり、肩の故障もあってセカンド、サードといろいろなポジションをしましたが、一番好きだったのは若手時代にやっていたショートですね。遊撃手というとおり“遊”という言葉が入り、比較的自由度が高く、いろいろなプレーができ、見せ場も多いポジションでした。 ただ、・・・
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