監督:藤井道人×音楽:野田洋次郎 『余命10年』以来の再タッグが実現 Netflix映画『パレード』
『余命10年』『最後まで行く』の藤井道人監督が、日本映画を代表するキャスト・スタッフと共に創り上げた、Netflix映画『パレード』。この度、本作の初映像となる本予告映像とあわせて、野田洋次郎が書き下ろした主題歌が公開された。 恋人、友人、家族といった大切な人を亡くした喪失感や万人に訪れる死を描く本作の主題歌と音楽を担当したのは、野田洋次郎。『余命10年』に続いての野田と藤井監督のタッグは、企画段階から藤井監督がラブコールを送り実現。撮影中にデモのやりとりをするなど2人の絶対的な信頼関係の中でうまれた、登場人物の心情にぴったりと寄り添うような劇伴と、本作のために書き下ろされた主題歌「なみしぐさ」が物語を彩る。 瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子(長澤まさみ)。離ればなれになった1人息子を捜す彼女は、道中で青年・アキラ(坂口健太郎)や元ヤクザの勝利(横浜流星)、元映画プロデューサーのマイケル(リリー・フランキー)とその仲間たちと出会い、自分が亡くなったことを知る。彼らもまた、様々な理由からこの世界にとどまっていた。現実を受け止めきれない美奈子だったが、月に1度死者たちが集い、それぞれの会いたかった人を探す“パレード”に参加したことを機に、各々の心に触れていく。 【コメント】 ▼野田洋次郎 この映画に音楽をあてながら、どこまでも容赦なく残酷で、また時に信じられないほど美しいこの世界で生きる意味を考えました。もう逢えない悲しさも、言えなかった言葉も、携えて生きていく理由を考えました。答えなどまだ到底出ませんが、考え、想い続けようと思います。この映画を観終わった時、理屈や科学なんて飛び越えて、この命を生きた先で「きっとまた逢える」と思えたのでした。この作品に出逢えたことに感謝します。 ▼藤井道人(監督・脚本) 『パレード』を書き終えたときに、僕の中に鳴っていたのは、野田さんの音楽でした。『余命10年』で野田さんが作り上げた音の物語は、きっとこのパレードにも通ずるものがあると思い、オファーさせていただきました。言葉では伝えきれない、想いの「その先」を彩ってくれた野田さんの音楽が、観てくださった全ての方々のこれから先の未来を照らしてくれると信じています。 Netflix映画『パレード』は、2024年2月29日(木)より世界独占配信。
otocoto編集部