【解説】災害ボランティアの注意点 支援団体“被災者の迷惑さけて”
■必要な「3つの準備」 事前に『ボランティア保険』に加入を
藤井キャスター 「そして、『ボランティアの心構え』のあとは、『どんな準備が必要なのか』ということについてです。 活動内容にもよりますが、準備で大事なのは次の3つです。 ●自分の安全を守れる服装 ●現地での宿泊場所・食事の確保 ●『ボランティア保険』への加入 この中から、まず、『ボランティア保険』というのが、あるんですね?」 山本代表理事 「『ボランティア保険』は意外と知られていないのですが、皆さんが現地に行かれる前に、地元の社会福祉協議会に行って、『ボランティア保険を申し込みます』という形で言うと、だいたい500円くらいで保険に入れます。 それは、現地でも入れますが、事前にやっておいていただいた方がスムーズにいくので、必ず『ボランティア保険』に加入してから来ていただきたいと思います」 ◇ 藤井キャスター 「実際にいまボランティアをしたいという方もいると思いますが、自分で用意をしなければならないものとか、食事の確保・宿泊の場所も確保しなければならない、そして(災害ボランティアとしての)心構えもあるとなると、だんだんハードルが高くなってしまって、『ボランティアは私には無理かな』と思ってしまう人もでてくるんじゃないかと思いますが、この点はどうですか?」 山本代表理事 「そんなことはなくて、誰でもできます。 一番重要なことは、いまのタイミングではなくて、長く考えていくということ。たとえば今年の夏だったり、来年の冬も、残念ながら、ボランティアが必要な状況というのはあるんです。そのときそのときに“何が必要なのか”ということをやること。 そして、情報収集も大事です。社会福祉協議会のホームページなどで(ボランティアをするなら)“どこが空いているか”ということも出てきます。なので、そういう情報収集を長いスパンで続けていって、必ず皆さんが誰でも必要になるタイミングというのがやってくるので、ぜひ参加していただきたいと思います」 藤井キャスター 「現地では自衛隊・警察・消防、県外・県内の自治体、そしてボランティアの皆さんが活動して、本当にみんな一生懸命がんばっていますので。みんながみんなを支え合えるようなボランティア活動ができるように、と願っています」