「こども人形劇団」出演 自ら考案の物語上演 不思議な動物の世界表現/兵庫・丹波篠山市
篠山チルドレンズミュージアム(兵庫県丹波篠山市小田中)で3、4の両日に開かれる「丹波ささやま人形劇フェスタ」(同実行委員会主催)に、丹波篠山市内の小学1年―中学3年の子どもたち8人でつくる「ささやまこども人形劇団」が出演する。本番は4日午後1時半からと、3時から。自らが手がけたオリジナルストーリー「ふしぎなレストラン」を上演して観客を楽しませる。 10回の節目となる同イベントには県内外からプロ人形劇団2団体をはじめ、アマチュア人形劇団13団体が出演する。 同館で毎月定期的に上演しているプロ劇団「クラルテ」(大阪市)の団員、竹内佑子さんが指導。9月から週1回、練習を行ってきた。
子どもたちが考えた物語の舞台は動物の世界。古い友人を探しているライオン店長が営むレストランに次々と来店するカワウソやパンダ、ハムスター、イヌ、ゾウといった動物たち。料理を食べ終えると決まって声が変わってしまう不思議なことが起きたり、カメ店員がユニークな割引サービスを行ったりとにぎやか。ライオン店長は友人と再会することができるのか―というあらすじで、上演時間は30分。 子どもたちは、幅約5メートルの舞台で、手作りした人形約20体を縦横無尽に操って物語を展開する。練習では、人形の動かし方を合わせたり、より物語が楽しく進むよう、せりふを追加したりと積極的に意見を出し合っていた。8人は、「みんなで練習するのは楽しい。人形や小道具を作ったりするのも面白い」とほほ笑み、「お客さんに喜んでもらえるよう、本番までにしっかりとせりふを覚え、キャラクターに合った声やしゃべり方も工夫したい。人形をいきいきと動かしたい」と張り切っている。 クラルテは、4日午前11時半からと、午後2時15分からの2回、「おおかみと七ひきのこやぎ」を上演する。 郷土料理などの食べ物屋台が出るほか、和太鼓演奏やマジック、大道芸などのステージもある。
丹波新聞社