すっきり夏の装い 飯田市立動物園 アルパカとヒツジが毛刈り【長野県】
長野県飯田市立動物園で27日、アルパカとヒツジの毛刈りが行われた。1年ぶりに天然のコートを脱ぎ、涼しげな夏の装いとなった。 アルパカとヒツジは換毛期がないため、手入れが不可欠。気候や体調を考慮しながら毎年5月下旬~6月上旬ころ実施している。この日は、ヒツジ「くるみ」と2頭いるアルパカのうちオスの「はじめ」の毛を刈った。 はじめは、3人の飼育員が担当した。アルパカが仲間入りした2022年以降、毛刈りは八ケ岳アルパカ牧場(富士見町)のサポートを受けながら実施。今回初めて同園の飼育員のみで行った。 ストレスを少なくしようと、柵にロープで保定して立たせたまま実施。1人がエサを与えたりなでたりして気を紛らわせ、2人が電動シェーバーで刈っていった。2時間ほどで作業を終え、刈った毛は計3キロ。すっきりした様子で、軽やかに獣舎を駆け回っていた。 同じ獣舎で暮らす「ニック」は、週明けに行う予定。担当飼育員の勝山友梨子さんは「人慣れしているのでおとなしくしてくれていた。夏には涼しく過ごせそう」と話していた。