時速194キロ死亡事故裁判 被告「ワクワクする感じ」過去には高速道路で時速200キロ走行も 大分
被告の父 涙ながらに「うぬぼれていたし、調子に乗っていた」
今回の裁判について取材を続けているTOSの山路記者が詳しく解説します。 ◆山路謙成記者 最大の争点は「危険運転致死罪が成立するかどうか」です。その中でも「制御困難な高速度」と「妨害運転」という2つの要件を立証できるかがポイントで、検察側はこれまでの裁判で警察やプロのドライバーなどの証人尋問を行いました。 そして、きょうの裁判では弁護側の証人尋問として被告の両親が証言しました。被告の父はこの中で「自分で車を購入できてうぬぼれていたし、調子に乗っていたと思う。息子の行動やちょっとした変化を気付いてあげるべきだった」などと涙ながらに証言していました。 午後の被告人質問では被告が何度も一般道で法定速度を大幅に上まわるスピードで運転し、高揚感を得ていたことも明らかになりました。 こうした状況から、被告の規範意識の薄さなどが浮き彫りになったと思います。 また、弁護側による両親への証人尋問からは、被告が車を購入した経緯なども判明しました。 11月15日は被告の最後の陳述が行われ、検察側が求刑する見通しです。
テレビ大分