東海 2週間天気 暑さのピークは14日 熱中症に警戒 梅雨入りは早くて土曜?
東海地方は、この先も気温の高い状態が続き、特に14日(金)は猛暑日(最高気温35℃以上)に迫る所もあるでしょう。熱中症に警戒してください。東海地方の梅雨入りは早くて15日(土)の可能性がありますが、16日(日)や来週前半は、日差しが期待できる日が多そうです。 東海地方の2週間天気
2週間天気前半:13日(木)~19日(水)
今日12日の東海地方も、朝からぐんぐん気温が上がっています。この先、14日(金)にかけて晴れる所が多く、日差しが強いでしょう。山地では引き続き、にわか雨に注意してください。 15日(土)は、西から前線や低気圧に伴う雲が段々と近づき、16日(日)にかけて東海地方を通過する見込みです。まとまった雨量となりますが、16日(日)の日中は晴れ間が戻るでしょう。 週明けの17日(月)以降は、前線が本州付近に北上するタイミングはあるものの、晴れ間の出る日が多くなりそうです。
14日(金)が暑さのピーク 猛暑日に迫る所も
平年よりも暖かな空気が入っていることと、遅れている梅雨入りの影響で、この先も暑い日が多いでしょう。 名古屋の日照時間を見ても、6月上旬の日照時間は89.4時間と、平年(61.1時間)を大きく上回っています。例年、曇りや雨の日が多い時期ですが、今年2024年は強い日差しによる紫外線にも引き続き注意が必要です。 暑さのピークは14日(金)で、今年一番の暑さとなる所が続出しそうです。内陸部では猛暑日(最高気温35℃以上)に迫る所もあるでしょう。 なお、東海地方では、今年は猛暑日はまだ観測されていません。昨年2023年は5月17日に、岐阜県揖斐川町で35.1℃を観測し、5月中に猛暑日となりました。
熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。 まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。 衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。 水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。 ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。
2週間天気後半:20日(木)~25日(金)
20日(木)は、段々と湿った空気の影響を受けるため、天気は下り坂となるでしょう。 21日(金)以降は、湿った空気の影響や前線が本州付近に停滞しやすく、曇りや雨の日が多くなりそうです。雨量が多くなる日もあるため、本格的な雨の季節の前に、側溝の清掃やハザードマップの確認など、備えは早めにしておくようにしてください。 東海地方の梅雨入りは遅くても、この頃までには梅雨入りしているでしょう。 暑さは少し落ち着きますが、ムシムシとした不快な暑さの日が多くなりそうです。体調を崩さないよう気をつけてください。
日本気象協会 中部支社 竹下 のぞみ