【Japan Timeline】 2024年2月 日本の出来事
巨星落つ。指揮者の小澤征爾さんが死去。賃上げは物価高に追いつかず、実質賃金2年連続マイナス。名目GDP(国内総生産)はドイツに抜かれ4位転落。日経平均株価は34年2カ月ぶりに史上最高値を更新したが、この間、ニューヨークダウは14倍に成長。高校野球で歴代最多140本塁打を放った花巻東高校の佐々木麟太郎選手は米スタンフォード大に進学する。明るいニュースは、JAXAの国産新型ロケット「H3」の打ち上げ成功。ドジャース大谷選手、結婚おめでとう!2月の主な出来事を振り返る。
1 公選法違反の罪で起訴された柿沢未途衆院議員(東京15区)が議員辞職。衆院島根1区、長崎3区とともに4月に補欠選挙の見込み。 2 放火、殺人などの罪で死刑判決を受けた犯行当時19歳(特定少年)の被告が控訴を取り下げ、死刑が確定。特定少年への死刑判決は初めてだった。 6 厚労省が発表した毎月勤労統計調査で、物価変動を考慮した2023年の実質賃金は前年比2.5%減だった。マイナスは2年連続。 7 労働省婦人局長時代に男女雇用機会均等法の成立に尽力した元文部相の赤松良子さんが死去した。94歳だった。 8 将棋の第73期王将戦で藤井聡太八冠が防衛に成功。タイトル20期連続獲得の新記録を達成した。記録更新は58年ぶり。 9 戦後日本のクラシック界を牽引し「世界のオザワ」と呼ばれた指揮者の小澤征爾さんが6日に死去していたことが明らかになった。88歳だった。 11 バスケットボール女子のパリ五輪世界最終予選がハンガリーで行われ、日本はカナダを86-82で破り五輪出場を決めた。 13 自民党が政治資金収支報告書への不記載の有無に関するアンケート結果を公表。不記載・誤記載があったのは85人(うち現職は82人)、総額5億8千万円だった。 15 内閣府が2023年のGDP速報値を発表。名目で591兆4820億円、ドル換算で4兆2106億ドルとなりドイツ(4兆4561億ドル)に抜かれて世界4位に転落した。 高校野球で歴代最多の通算140本塁打を放った岩手・花巻東高校の佐々木麟太郎選手が米・スタンフォード大学に進学することが分かった。同大は世界有数の難関校。野球でも強豪。 17 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は国産新型ロケット「H3」の2号機を種子島宇宙センターから打ち上げ。目標の軌道投入に成功した。 18 アニメ界のアカデミー賞と呼ばれる米アニー賞で宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」がキャラクター・アニメーション賞と絵コンテ賞を受賞。 19 日本ウクライナ経済復興推進会議で、「経済の安定を確保するために(日本が)必要な長期的支援を提供する」とうたった共同声明を発表。岸田文雄首相は基調講演で「経済復興を進めることは未来への投資だ。官民一体となって強力に支援する」と述べた。 22 東京株式市場で日経平均株価が3万9098円68銭と1989年12月29日の終値を上回り、34年2カ月ぶりに史上最高値を更新した。 23 天皇陛下の64歳の誕生日を祝う一般参賀が皇居で行われ、陛下は、能登半島地震の犠牲者に改めて哀悼の意を表し「ご遺族と被災された方々に心からお見舞いをお伝えいたします」とあいさつされた。抽選をせず、希望者が入場できる形での実施は2020年の新年以来4年ぶり。 25 半導体の受託製造で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県菊陽町に建設した日本国内初の工場の開所式。同工場は年内に稼働し、スマートフォンや自動車向けの半導体を生産する。 東京都庁にプロジェクションマッピング。常設の世界最大建築物投影としてギネス世界記録認定。 29 衆院政治倫理審査会が、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、岸田文雄首相(党総裁)に対する審査を行った。首相は事件を陳謝するとともに、首相在任中は自身のパーティー開催を自粛すると明言。 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が、自身のインスタグラムで結婚を発表した。相手は日本人女性という。