【NHKマイルC】本命ボンドガール、新馬戦で見せた衝撃の末脚をもう一度 穴は東スポ杯覇者シュトラウス
穴馬候補は東スポ杯覇者シュトラウス
能力値上位以外では、昨年11月の東スポ杯2歳S勝ち馬シュトラウスに注目。 同レースでは7番枠からまずまずのスタートを切って3番手を追走。道中は逃げ馬が単騎で逃げ、やや離れた2番手のシュバルツクーゲルをマークする形で進めていく。 3~4角もそのポジションで我慢をし、4角出口では約2馬身半差。直線序盤で1馬身差まで迫り、ラスト2Fではシュバルツクーゲルとともに逃げ馬をかわして先頭列。ラスト1Fでしぶとく食らいつく同馬を振り切り、最後は1馬身半差で完勝した。 前々走の朝日杯FSは大外17番枠から大出遅れ。そこからじわっと挽回しようとしていたが、折り合い難に火が点いてコントロールが利かなくなり、一気に先頭まで押し上げてしまう。明確にオーバーペースの競馬で、この一戦は度外視できる。 また、前走のファルコンSは明確に距離不足で、テンに置かれる形で最後方を追走。最後の直線でも進路を全く作ることができずに終わってしまった。しかし、前走で芝1400m戦を使ったことで、マイルの流れには乗りやすくなるだろう。 今回はそれなりにレースが流れるはずで、加えて13番枠なら前の馬を壁にして折り合いをつけることもできる。決め手があるタイプではないので本質的にはもっと距離が長い方が良いが、気性を考えるとマイルの方が良い。巻き返しの一発を期待したい。 ※パワーポイント指数(PP指数)とは? ●新馬・未勝利の平均勝ちタイムを基準「0」とし、それより価値が高ければマイナスで表示 例)ジャンタルマンタルの前々走指数「-19」は、新馬・未勝利の平均勝ちタイムよりも1.9秒速い ●指数欄の背景色の緑は芝、茶色はダート ●能力値= (前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3 ●最高値とはその馬がこれまでに記録した一番高い指数 能力値と最高値ともに1位の馬は鉄板級。能力値上位馬は本命候補、最高値上位馬は穴馬候補 ライタープロフィール 山崎エリカ 類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる競馬研究家。独自に開発したPP指数を武器にレース分析し、高配当ゲットを狙う! netkeiba.com等で執筆。好きな馬は、強さと脆さが同居している、メジロパーマーのような逃げ馬。
山崎エリカ