青森港で日中韓の「北東アジア港湾局長会議」開催決定
青森県県土整備部港湾空港課は12日、日本と中国、韓国が来年秋に予定している3か国による「北東アジア港湾局長会議」「北東アジア港湾シンポジウム」など一連の国際会議の開催地として、青森港が選定されたと発表しました。 青森港は来年開港400年の節目を迎えることから、青森県と青森市が同会議の開催候補地にエントリーしていました。 今年10月30日に中国河北省で開かれた第24回北東アジア港湾局長会議で日本政府が提案し、3か国で合意しました。 同シンポジウムのほか港湾施設の視察や、3か国の港湾協会による「北東アジア港湾協会長会議」も同時開催されるということです。 開催時期は来年10月下旬または11月中旬のいずれか3日間で、港湾局長会議と港湾協会長会議には各国10~20人、港湾シンポジウムには3か国で200人ほどが参加する予定です。 「北東アジア港湾局長会議」は、1995年から年1回開催されていた日韓港湾局長会議をベースに、2000年から中国が加わり拡大したもので、3か国の港湾行政全般にわたって意見交換を行う会議です。 シンポジウムは、港湾局長会議開催国政府と港湾協会等との共催で、3か国の港湾の課題に関する国民の理解と友好の促進を目的に開催され、官民の港湾関係者が参加して講演や討議が行われます。 港湾協会長会議は、3か国の港湾協会の緊密な協力関係を構築するとともに、北東アジア地域港湾の持続的な開発と繁栄に向けた専門的な研究や討議、情報交換を目的として開催されています。 日本での対面開催は2018年の静岡以来です。