波佐見焼×アートのコラボマグカップ3種誕生。10周年を迎えた〈HASAMI PORCELAIN〉から
コロカルニュース
■波佐見焼×アートのコラボマグカップ 陶磁器の町、長崎県波佐見町にルーツをもつ〈東京西海株式会社〉は、自社のブランド〈HASAMI PORCELAIN(ハサミポーセリン)〉から第3弾となる新しいアイテムを発売しました。 【写真で見る】横山裕一(美術家・マンガ家) ART MUG〈ボコ〉。漫画が器の絵柄に。 2021年に発足したアーティストらと協業する〈ART MUG〉プロジェクトは、これまで内田洋一朗さんと平野太呂さんが参加。今回は、神山隆二さん、カワイハルナさん、横山裕一さんの3名のマグカップを提案します。 HASAMI PORCELAINは、2013年に国内展開がスタート。今年が10周年のアニバーサリーとしてART MUG3種を12月11日よりオンラインで発売を開始しました。 プロダクトの製造は東京西海の親会社である〈西海陶器〉の創業した波佐見町で、原料の天草陶石に土を混ぜた「半陶器」のマグやプレート、ボウル、ティーポットなどが生産されています。 約400年前の江戸時代につくられはじめた磁器は、当時から日本各地に、長崎港を経てヨーロッパへも出荷されました。量産型の日用の食器として安価で使いやすい波佐見焼の伝統は、現代まで脈々と受け継がれています。 2011年、HASAMI PORCELAINは波佐見焼のテーブルウェアとして、日本よりも先にアメリカからスタートしました。ロサンゼルス在住で〈tortoise general store〉を経営する篠本拓宏さんのディレクションのもとに生まれ、現在も米国、ヨーロッパ、アジア・オセアニアと世界中で愛用されています。 ■シンプルなベースにアーティストの個性を乗せて HASAMI PORCELAINは、装飾性を排し、直線と曲線が調和したデザインが特徴です。 ART MUGの機能性と製造工程の必然性から生まれたデザインは、共通の直径で設計され、スタッキングも可能。使いやすく美しい造形となっています。 ART MUGは、シンプルな白地ベースにプリントが施されており、アーティストの意図が忠実に表現できるよう、印刷業者と窯元が協業しながら、発色・再現の向上を目指し、新しい可能性を追求したアイテムです。 そして3つのマグカップに見え隠れする、それぞれの作者の視点を読み解くのもおもしろいはず。 「毎朝スタジオで描きながら飲むコーヒー」を、「散りばめられたモチーフと、ふと景色が変わる瞬間」を、「ボコ」「ゴーン」「ピカー」という文字と音の連なりを想像してみたり。 マグカップという小さなスペースに表現されたアートワークをぜひ楽しんで。 神山隆二さんよりコメント 毎朝僕は豆のグラインダーで目を覚ます。最初の一杯とポットに1杯分を注ぎスタジオで描きながら飲むコーヒー。午後スタジオでグラインダーを回し2杯分を用意。3時のおやつと一服しながらの一杯で気持ちをスイッチ。最後にポットに入った一杯を飲みながら1日を振り返る。これが僕の日課でありコーヒーとの付き合い方。これからはこの一杯をこのマグに注ぐのを楽しみたい。