遠野なぎこ「転」ばかりの人生、繰り返されるスピード破局も世間の関心が絶えないワケ
遠野なぎこがスピード破局を報告した。 2023年11月10日にSNSで《“逆プロポーズ大作戦”大成功!!》と明かしていたが、同12月13日に生出演した『バラいろダンディ』(TOKYO MX)では、 【写真】「別人みたい」スピード破局の遠野なぎこの近影、痩せた姿に心配の声も 「先週の木曜日(7日)に破局しました」 と、発表。ひと月、もたなかったことになる。とはいえ彼女、これまでに3度の結婚と離婚を経験。1度目は72日、2度目は55日、3度目は14日で終わった。今回も破局から1時間後には、マッチングアプリを再開して、6日間で3人とデートしたという。 こうなるともう、世間も飽きてきそうだが、スピード破局のネット記事はヤフーニュースのランキングで1位になった。その決め手は、破局の原因だろう。 「LINEで1日1回、おはよう、おやすみって連絡取り合おうって約束してたんです。でもその約束を、忙しくて1回だけ破ったんです」
カミングアウトした“摂食障害”
とは、本人の弁。そして、世間がどうしても注目してしまう理由も、そんな独特の感性や生き方にある。 2013年に出した自伝で、母親から虐待されていた過去を告白。翌年の自伝では、摂食障害による葛藤をカミングアウトした。『週刊女性』でも2023年11月、摂食障害をめぐる記事に登場して、 《この病気と共存していくしかないんでしょうね。(略)でもちゃんと仕事もできるし、笑顔でいられる。私も強く生きていくから、その姿を見ていてほしいなって思います》 などと語っていた。実際、彼女のSNSには、同じように葛藤する人たちが集まり、励まし合ったりしている。
なお、2023年は例年以上に芸能人の摂食障害のカミングアウトが目立ち、元AKB48の岡田奈々やモデルの関あいかなどが赤裸々な告白をしたが、遠野のインパクトには及ばない。それは彼女が、病気を「武器」にもできているからだろう。かつて難病とされた結核を患いながら攻撃的批評をし続けた俳人の正岡子規は「病人だから我慢してくれる。病人は得なもの」と言ったとされる。 彼女もまた、毒舌が売りで、例えば江角マキコが不祥事などもあって引退した際「あんなに威張ってたくせにね」と言い放って話題になった。病人であることを隠すことなく、それも含めて私だという姿勢を貫いていることから、なんとなく許される芸風だ。