【長崎】ノーベル平和賞授賞式に出席した高校生平和大使が帰国報告会
NCC長崎文化放送
10日、ノルウェーで開かれた日本被団協へのノーベル平和賞授賞式に出席した高校生平和大使が今後の活動に向けて決意を新たにしました。 【写真】ノーベル平和賞授賞式に出席した高校生平和大使が帰国報告会
第27代高校生平和大使で長崎東高2年の津田凜さん(16)と長崎西高2年の大原悠佳さん(17)。帰国から4日経過した17日に長崎市大黒町の自治労会館で会見を開き、これからの活動に向けて決意を新たにしました。 長崎東高2年・津田凜さん(16):(Q.印象に残った言葉は) 「若い人たちの継承が大切だけれども、それを日本だったり、広島、長崎の高校生だけに任せていてはいけない。いま世界にいる人々が、考えなければいけないという(フリードネス委員長の)言葉でした。平和教育をどのようにしているのかお互いに紹介し合って共有して、よりよい平和教育をもっと他県のやっていないところもできるようにしていこうという話し合いをしています」 長崎西高2年・大原悠佳さん(17): 「高校の授業の際に長崎に今も残っている核の傷跡って何?と聞かれたときに『私の母校の運動場にはまだ原爆で亡くなった方の遺骨が埋まっている』という話をしたときに、すごくそれが現地の高校生の印象に残って心を動かしたようで、これまでの小中学校で学んだ経験や被爆者の方々と交流した経験をもっと振り返って、どんな言葉で表現するか考え直していきたい」 2人は歴代の高校生平和大使や一万人署名活動をする県内の高校生に向けて、年内に別途、報告会を開く予定です。
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