「解雇とは違う」ペレスの”処遇“は「正しい選択」だったとホーナー代表が強調 来年は「数回のショーランを担当する予定」
今季がレッドブル在籍4シーズン目となったセルジオ・ペレスは成績不振が影響し、来季のシートを失う結果となった。6月に2年契約の延長が発表されていたが、今月行われたチームとの話し合いを経て、レッドブルでのドライブが今季限りとなったことが決まった。 【動画】予選3位の好走に角田裕毅もガッツポーズ!スタッフと歓喜を分かち合う歴史的瞬間の映像 夏場以降、低迷から抜け出せず、シーズン中より去就が話題となっていたペレス。今後のキャリアやレーサーとしての見通しは明かされていないものの、引き続きレッドブルチームと関わっていくものと欧州メディアにより報じられている。 英日刊紙『Mirror』が現地時間12月21日、公式サイト上においてペレスの今後について伝える特集記事を配信。「メキシコ人ドライバーは来季も何らかの役割を担うことになる」などと報じており、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表がペレスについて語ったコメントも掲載されている。 記事の中では、「ペレスは今シーズンのパフォーマンス不振でランキング8位に終わり、一方で、マックス・フェルスタッペンは4度目のドライバーズタイトルを獲得。この結果、レッドブルはペレスの降格を決定し、ジュニアチーム出身のリアム・ローソンをレッドブルのレースシートに起用した」とこれまでの経緯を綴っている。 その上で、ホーナー代表が英メディア『Talk Spot』のインタビューに答えた内容として、ペレスについてのコメントを紹介。ホーナー代表は「チームからの解雇とは違う」と述べている他、「彼は今後もチームに関わっていくだろう。来年は、私たちのチームで数回のショーランを担当する予定だ」などと明かしている。 また、「彼は今年本当に厳しい一年を過ごした」と振り返るとともに、「先週、私たちは話し合った。もちろん、それより前から少しずつ話し合っていたが、私たちは、彼がマシンから降りて少し家族との時間を過ごし、自分が何をしたいのかを考えるのがふさわしいと判断した」と今回の処遇を説明。 他にも、「それは彼にとって正しい選択だった。なぜなら、毎週末、あれほどまでに注目され、プレッシャーや期待をかけられることは、彼にとっても楽しいことではなかったからだ」として、ペレスの心情に想いを巡らせている。 チーム代表からは正式なポストなどへの言及こそ無いものの、ペレスが2025年もレッドブルの一員であることは間違いないようだ。輝かしいF1キャリアを誇るペレスの今後の活動にも注目が集まる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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