「エンターテイメント王に俺はなる」グループ卒業&LDH退社の関口メンディーがGENERATIONS メンバーと記者会見
関口メンディーが、5月1日、都内で、GENERATIONSのメンバーとともに記者会見を開き、前日に発表した6月25日をもってLDH JAPANの退社と所属グループを卒業することを決めた経緯や今後について説明した。 定刻になると、小森隼、白濱亜嵐、数原龍友、中務裕太、片寄涼太、佐野玲於、関口メンディーの順に登壇すると、一礼。リーダーの白濱の挨拶、小森がこの日に至るまでの経緯を説明したあとで、メンディーはマイクをもって立ち上がると、神妙な表情で「私、関口メンディーは約13年間、20歳の頃から今日に至るまでお世話になってきたLDHを6月25日をもって卒業させていただくことになりました。そして、ここに一緒にいる、ずっと苦楽を共にしてきたGENERATIONSも同時に卒業となっております。加えて、LDHの所属するすべてのグループも卒業になっております」と、改めて報告した。 卒業・退所の理由のひとつは、“実家からのひとり立ち”。 「13年間、LDHという場所で本当に愛を持って育てていただいた」といい、そのなかで、「LDHという場所が自分にとって家族であり実家のような場所になっていた」とメンディー。そして「いつからか、この実家という場所に自分は本当に居続けていいんだろうかと思うようになりました。僕はおそらくですが、この(GENERATIONSの)中で一番意志が弱いです。そんな僕ですから、やはりここにずっといると、この環境に甘えてしまうんじゃないかなと強く思うようになりました。居続けることは、もしかしたらお父さんの背中に近づくことも追い越すこともできないかもしれない、というふうに同時に思いました。今こそ自分の足で立って頑張っていくことが親孝行につながるんじゃないのかなと思いました」 もうひとつは、小学生の時に母からもらった「メンディーには日本と世界の懸け橋になってほしい」という言葉だ。小学4年生の時の学校行事「2分の1成人式」で母が読んでくれた手紙の一節だそうで、自分はそうなっていくんだろうと思ったというが、「あれから23年の月日が経って、日本と世界の懸け橋になれているかと自問自答したところ、合格点をあげられませんでした。当時10歳だったメンディー少年に日本と世界の駆け足になっている自分を見せてあげたい。今強くそう思ってます」 日本人の母親とナイジェリア人の父を持ち、アメリカで生まれ、日本で育った。 「自分のルーツを辿っていくほど日本のみならず世界で活躍できる人になりたいなという思いが強くなっていきました。とてもわがままなこと言ってるなと自分自身も思いますし、何を言ってるんだというふうに思う方もいるかもしれませんが、僕は世界のエンターテイメントの中で活躍できる人間になりたいと思ってます。それができるかどうか分かりませんけれども、人生一度きり挑戦してみたいという思いがとても強いです。自分が日本のみならず世界で活躍できるエンターテイナーになった時に、僕をメンディーとして生んでくれた両親に対しての恩返しにもなるというふうに信じています」 卒業を意識し始めたのはGENERATIONSの10周年のアニバーサリーイヤーを翌年に控えた2022年、そして今年に入って心を決めたという。 「2022年の頃からそういう選択肢もあるのではないかとお話をして、(EXILE)HIROさんも今日の今日までずっといろんな形があるのではないか、別の方法があるんじゃないかと、親身になってお話を聞いてくれてたんですけれども、自分の中でその実家という居場所(LDH JAPAN)にいたら甘えてしまうなというところがあったので。なかなか自分の中でも答えを出すことができなかったんですけど、思いが固まったのは今年に入ってからというか。実際にみんなに思いを打ち明けたのがそのぐらいの時期」 会見の冒頭の小森の説明のなかで、初めて卒業の意向を聞いたときメンバーは驚き引き止めもしたそう。白濱によれば、卒業することを辞めたタイミングもあったというが、発表されたように、2024年6月25日にLDH JAPANを卒業し、同時にGENERATIONS、そしてその他所属しているグループも卒業することに決まったという。 EXILE HIROからも引き止めもあったという。「離れてほしくないというような言葉をいただきましたし、寂しいと言っていただいたんですけれども、HIROさんも僕ぐらいの年齢の時に大きな一歩を踏み出された方なので、メンディーが思っていることは絶対叶うと思うし何かあれば応援するよとありがたい言葉をいただきました。それがすごく励みになっています」 卒業・退所後については、現時点では「まだ何も決まってない」とメンディー。「今ここで言えることは、エンターテイメント王に俺はなる!ってことなんです。どこかで聞いたことがあるフレーズですけど。日本で活動しないというわけではなくて、日本のみならず世界で活躍できる人になりたい、と。自分の活動の場所を広げたい。」 退所後は別事務所に所属することは「全く考えていない」といい、個人事務所(フリー)のような形で活動していくという。 7人のGENERATIONSとしてのラストパフォーマンスは5月6日放送の『CDTV ライブ! ライブ!』になる。