遠隔医療×レベル3.5ドローン飛行による医療品配送の実証実験【岩手・八幡平市】
IAT岩手朝日テレビ
八幡平市で遠隔診療後にドローンで医薬品を配送する実証実験が行われました。 目視できない場所にある鉄道の線路を横断して医薬品を配送するのは東北初です。 この実証実験は八幡平市が持続可能な地域づくりの一環として企画しました。 11日は市の職員のほか岩手県内でドローン技術の普及などを行う団体などが参加しました。 実験は通院が困難な山間部の切通地区の患者宅に看護師が訪問し、田山診療所の医師が遠隔で診療したあと、処方した医薬品を物流用ドローンに乗せてフライトします。 今回は国が定めるドローン飛行レベルに対し、昨年規制緩和によって新設された、目視できない鉄道の線路を横断できる「レベル3.5」で飛行して医薬品を配送する東北初の試みとなりました。 ドローンは高速道に沿って進み、およそ140mほど高度を上げてJR花輪線の線路を横断。 2.5キロ離れた患者宅の近くに着陸し、15分ほどかけて無事、患者に薬が届けられました。