「国会図書館」って休日の過ごし方としてどうですか? 千代田線ユーザーで往復「500円」程度で1日過ごせるならコスパ良いでしょうか?
読みたい本があるとき、図書館を利用すれば書籍代をかけずに本が読めます。とはいえ、多くの人が読みたがるベストセラーは借りるための予約も人気で、なかなか自分の順番は回ってこないこともあるでしょう。 もしも千代田線を使って国会図書館まで往復ワンコインで行ける距離に住んでいる場合、国会図書館を利用するという手はどうなのでしょうか。国会図書館の利用法や注意点を含めて紹介します。
国会図書館とは
国会図書館は正式名称を国立国会図書館といい、東京都千代田区にある東京本館、京都府相楽郡にある関西館、東京都台東区の上野公園内にある国際子ども図書館の3館から構成されています。 東京本館は国会議事堂の隣に立地しており、東京メトロ千代田線の国会議事堂駅から徒歩12分ほどです。日曜日、国民の祝日・休日、年末年始、毎月第3水曜日を除く毎日、9:30から19:00(土曜日は17:00)まで開館しています。
国会図書館のメリット
国会図書館と他の図書館では、蔵書数や収蔵されている資料に大きな違いがあります。国会図書館の収蔵数は、他の図書館とは比べ物にならないほど多いです。その理由は、国立国会図書館法に規定されている「納本制度」にあります。 納本制度とは、国内で発行されたすべての出版物は、国立国会図書館に納入することを義務付ける制度です。納本制度の目的は、現在と未来の読者が文化的資産を共有し、日本国民の知的活動の記録として後世に残すこととされています。 対象となるのは国や地方公共団体の諸機関やそれに準ずる法人、出版社、新聞社、レコード会社、映像資料の発行社、学術団体、調査研究機関、企業、団体などの出版社が発行した出版物です。 漫画本を含む図書、雑誌、新聞、地図、楽譜、レコード、マイクロ資料、点字資料、ビデオ、CD、映画のDVDなどが納入されています。令和4年度の国会図書館の蔵書数は4685万5998点、年間受入点数は87万1292点でした。