市と飲食業組合が連携協定 食で地域を盛り上げたい【山陽小野田】
山陽小野田市と県飲食業生活衛生同業組合山陽小野田支部(江田方志支部長、92人)は28日、地域活性化に係る包括連携協定を締結した。健康づくりや観光振興、災害時の飲食支援に連携して取り組む。 両者の密接な相互連携を通して地域活性化、市民サービスの向上を図ることが目的。具体的な連携事項は▽地域資源のPRと地産地消の推進▽観光、文化、スポーツ振興▽災害時の飲食支援▽健康増進と食育推進▽地域社会の活性化と都市全体の価値・魅力の向上など。 締結式には同支部の江田支部長、穐本真一副支部長、武田房枝理事、梅野裕恵監事が出席。藤田市長と江田支部長が協定書にサインを交わした。 藤田市長は「市が進めるスマイルエイジングの4本柱の一つに食を挙げているが、安心・安全な食を提供する飲食業組合のお力を貸していただきたい。平時においては地産地消や観光振興、また災害発生という有事には飲食での支援を期待したい」とあいさつした。 江田支部長は「多くの支援を頂いてコロナ禍を乗り越えることができた。支部としても地域のサポートに力を尽くし、市の価値向上のお手伝いをしたい」と意気込みを語った。 山口市が米ニューヨーク・タイムズ紙で「今年、行くべき52カ所」に選ばれたことにも触れ「大型バスで乗り付ける観光から、SNSなどを見て少人数で好きな場所に行き、おいしいものを食べるスタイルに変わってきているのを肌で感じている。食で地域を盛り上げたい」とした。