【社員の半数は元受刑者】「批判を受けても続けたい」再犯防止のために雇い続ける"トラック母さん"
「困っている人は放っておけない」 母親の背中を見て育つ息子たち
このような素晴らしい活動をしている村上さんだが、好意的な意見ばかりが寄せられるわけではないという。元受刑者に対する世間の風当たりは想像以上に強い。だが、どんなに批判されても、村上さんの心が揺らぐことはないようだ。 村上結美さん:「誰かがそういった活動をしていかないと、結局(元受刑者の)働き場所がなくなっちゃうので、私は批判されてもやっていきたいと思います」 元をたどれば「息子たちの自慢の母親になりたい」と思ったことがきっかけで始めたこの活動。村上さんの息子たちはどう思っているのだろうか。 中学生になった村上さんの次男は、学校生活で困っている人がいたら助けたいという思いで生徒会に入った。困っている人を放っておけないのは母親の影響が大きいという。そして、将来は母親の会社で働きたいと語る。 息子たちはしっかりと母親の背中を見て育っているようだ。村上さんの活動は親子二代にわたって続いていくのかもしれない。