「冬に移動2時間は…」裁判員経験者と法曹関係者が意見交換 青森地方裁判所
RAB青森放送
裁判員裁判の経験者と裁判官たちの意見交換が行われ、「冬の裁判は移動が負担だった」などという意見が出されました。 青森地方裁判所で開かれた意見交換会には、裁判員や補充裁判員を経験した4人と、裁判官や検察官、弁護士が参加しました。 2009年に始まった裁判員制度では、殺人や誘拐など重大事件の裁判に国民が「裁判員」として加わります。 殺人事件の裁判に参加した40歳代の男性は「法律の知識が無く迷惑をかけてしまうと不安に感じたが、裁判官が分かりやすく教えてくれたのがありがたかった」などと振り返りました。 また、覚醒剤密輸事件の裁判を担当した40歳代の女性からは「冬の裁判で片道2時間の移動が負担に感じた」などという意見も出されました。 県内ではこれまで130件を超える裁判員裁判が行われていて、青森地方裁判所は、意見を今後の運用に生かしていくことにしています。